ここでは、日本の数ある名所の中から、日本三大秘境について記載しています。
日本の三大秘境とは??
日本各地には、秘境と呼ばれる場所があります。
大自然に囲まれて、古来からの自然とそこに根付いた文化を今も受け継ぎ、静かに存在する秘境。
その中でも3つの秘境が「日本三大秘境」と呼ばれています。
- 白川郷(しらかわごう) 岐阜県
- 祖谷(いや) 徳島県
- 椎葉村(しいばそん) 宮崎県
近年では、秘境ならではの絶景などが各メディアで報じられ注目を浴びています。その人気は、全国各地に留まらず、海外からの観光客も大勢訪れています。
ここでは、日本三大秘境の概要についてそれぞれご紹介したいと思います。
白川郷(しらかわごう) 岐阜県
「白川郷」は、岐阜県の北に位置し、周囲を険しい山々に囲まれている秘境です。
1995年に「合掌造り集落」が世界遺産に登録されました。約100棟の合掌造りが現存している集落として知られています。
冬に雪の多い地域であるため、屋根に雪が降り積もることを防ぐために独自の文化として、合掌造りの屋根が作られました。
昨今では、観光客が合掌造りの家に宿泊することができたり、合掌造りの集落が夜間にライトアップされるなど人気の観光地となっています。
白川郷観光協会ホームページ
その他の日本の世界遺産はこちら
祖谷(いや) 徳島県
「祖谷」は、徳島県の西部に位置する大自然に囲まれた秘境です。
植物であるサルナシ(別名:シラクチカズラ)で編み込むように作られた「祖谷のかずら橋」は、長さ45m・幅2mにも及びます。水上14mに作られた祖谷のかずら橋は、国指定重要有形民俗文化財にも指定されています。
その他にも、平家にまつわる伝説が語られる「琵琶の滝」、「祖谷渓の小便小僧」、そして温泉など、見どころが多いのが祖谷地域の特徴です。
三好市公式観光サイト
椎葉村(しいばそん) 宮崎県
「椎葉村」は、宮崎県東臼杵郡にある大自然に囲まれた秘境です。
椎葉村の下松尾地区にある棚田は「仙人の棚田」と呼ばれ、絶景として注目を浴びています。
その名の由来は、朝方には雲海が一面を覆い隠す幻想的な風景から「仙人の棚田」と名付けられました。秋には稲穂が黄金色に輝くように見え、美しさがより一層際立ちます。
(一時期はその幻想的な美しさから、日本のマチュピチュとも評判になりました。)
仙人の棚田は、2015年に作られた「大イチョウ展望台」から眺めることができます。
その他にも、国の重要無形民俗文化財である椎葉神楽が伝承されているなど、歴史的にも非常に重要な文化を継承している村です。民俗学の父として知られる柳田国男氏が度々訪れたことでも知られ、「日本民俗学発祥の地」の碑が建てられています。
日本の秘境
ここで紹介した秘境以外にも、日本各地には様々な秘境と呼ばれる場所が存在します。
豊かな自然や歴史ある建造物や文化など、秘境と呼ばれる場所にあるからこそ、現在私たちが目にすることができる特別なものです。
訪れるのに少し時間が掛かるなど、移動にも苦労するかもしれませんが、それを上回る感動や冒険を体験できることでしょう。
是非、足を運んでみてください。
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