【すぐわかる日本の概要】日本三大祭りについて(祇園祭・天神祭・神田祭)

ここでは、日本の文化であるお祭りの中から、日本三大祭りについて記載しています。

日本三大祭り・祇園祭
日本三大祭り・祇園祭

日本の三大祭りとは??

日本各地には、その土地特有の文化や風習、行事があります。
お祭りもその独特な文化の1つで、各地域によって様々なものがあります。
数ある日本の祭りの中でも、特に有名な三つのお祭りが「日本三大祭り」と呼ばれています。

  • 祇園祭(ぎおんまつり) 京都市八坂神社
  • 天神祭(てんじんまつり、てんじんさい) 大阪市大阪天満宮
  • 神田祭(かんだまつり) 東京都神田明神

お祭りの時期になると各メディアで報じられるなど、非常に注目度の高いイベントとなっており、全国各地に留まらず、海外からの観光客も大勢訪れています。

ここでは、日本三大祭の概要についてそれぞれご紹介したいと思います。

祇園祭(ぎおんまつり) 京都市八坂神社

祇園祭は、京都市東山区の八坂神社のお祭です。
夏の風物詩とも言えるお祭りで毎年7月1日から一カ月にわたり行われる長い祭りとして知られています。

この祇園祭の由来は、863年に疫病が流行した際にそれを鎮めるために行った「御霊会」が始まりとされています。それ以来、八坂神社の祭礼と京都の山鉾町の祭りが結びついて現在に至る1000年以上もの長い伝統のあるお祭りです。

祇園祭の見どころは、山車が練り歩く「山鉾巡行(やまぼこじゅんこう)」「神輿渡御(みこしとぎょ)」や前夜祭の「宵山(よいやま)」などが有名です。

山鉾」は重要有形民俗文化財にも指定されており、また、山鉾行事については重要無形民俗文化財にも指定されています。中でも最も重要な行事とされる「神輿渡御」では、300人の氏子が交代で重さ約2トンの西御座神輿を担ぐ姿は迫力満点です。

祇園祭は、様々な日本三大祭りの一つに挙げられており(三大祇園祭や京都三大祭りなど)、日本だけでなく世界的にも有名なお祭りです。日本のお祭りを語る上では外せないお祭りで、毎年世界各国から多くの観光客が訪れ賑わいを見せています。

天神祭(てんじんまつり、てんじんさい) 大阪市大阪天満宮

天神祭りは、全国各地の天満宮で催されるお祭りですが、日本三大祭りの天神祭は大阪天満宮を中心として大阪市で行われる天神祭のことを指します。

大阪の天神祭は、天満宮の祭神である菅原道真の命日にちなんで、6月下旬から7月25日までの約一ヶ月の間行われます。

天神祭りの一番の見どころは、陸渡御(りくとぎょ)、船渡御(ふなとぎょ)です。

陸渡御は、約3千人の行列が大阪天満宮から乗船場である天神橋まで約3キロを練り歩きます。

船渡御は、約100隻の船による水上祭として神楽や囃子が行われるほかに、奉納花火が打ち上げられます。100隻の船に灯る篝火や提灯、約5000発もの水上花火が上がる雰囲気は圧巻です。

毎年130万人もの人が訪れ、大阪三大夏祭りの一つにも数えられています。

神田祭(かんだまつり) 東京都神田明神

神田祭は、東京の神田神社で行われるお祭りです。
日本の三大祭の一つに数えられるほか、江戸三大祭の一つともされています。

徳川家康が会津征伐や関ヶ原の合戦の際に先勝祈願を行ったところ、勝利をおさめ、天下統一をなしとげたこから、徳川家の崇敬を集めて盛大に行われるようになったと言われています。

そのため、以前は徳川家康が天下統一をした旧暦の9月15日に行われていたのですが、現在は5月中旬に行われています。隔年で行われており、西暦が奇数年の年に行われています。

神田祭の中でも、特に重要な「例大祭」毎年5月15日に行われます。

5月15日に近い土曜日に神幸祭、翌日に神輿宮入が行われます。
神幸祭は、約500人の平安装束を纏った人々によって、大黒様、恵比須様、平将門の鳳輦や宮神輿が運ばれます。神輿宮入では町内ごとに神輿が出され、地域を練り歩いた後に神社に集結し、一番の盛り上がりを見せます。


その他の日本のお祭り

ここで紹介した日本三大祭り以外にも、三大祇園祭(祇園祭・京都、博多祇園山笠・福岡、会津田島祇園祭・福島)、日本三大盆踊り(阿波踊り・徳島県、郡上八幡盆踊り・岐阜県、西馬音内盆踊り・秋田県)など、日本各地にはまだまだ多くの祭りがあります。

その他には、夏には花火大会も数多く開催されています。またここでも紹介したいと思います。

是非、足を運んでみてください。

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