【すぐわかる日本の概要】日本の娯楽・遊び

ここでは、日本の文化の中で、娯楽や遊びについて記載しています。
囲碁・将棋などの伝統的なものを中心に、近年日本文化として海外から注目されている娯楽についても取り上げています。

日本の娯楽・遊び:将棋
日本の娯楽・遊び:将棋

日本の娯楽・遊び

将棋(しょうぎ)

将棋は、インドが発祥の地で、囲碁とともに中国から伝わったとされています。西洋のチェスと同じ起源と言われる。
9×9の81マスに区切られた将棋盤の上に、20の駒を配置します。2名で対戦(対局という)し、駒を交互に動かします。駒にはそれぞれ動ける範囲が決められており、そのルールの中で、相手の王将の駒を先に取った方が勝利します。大きな特徴としては、相手から取った駒を自分の持ち駒として使うことができます。

囲碁(いご)

囲碁は、2名で対戦(対局という)します。白・黒の2色ある碁石を、それぞれ1色ずつ持ち、361目に区切られた碁盤の上に交互に碁石を配置していきます。最終的に相手の碁石を囲んだ広さ(数)を競います。起源は定かではありませんが、日本には中国から伝わりました。

折り紙(おりがみ)

折り紙は、のりやはさみなどの道具を使わずに、紙を折ることで動物や花など様々な形を作り出す遊びです。日本独自の芸術とも言えます。代表的なものとして鶴の形に折る「折り鶴」があります。

けん玉(けんだま)

けん玉は、江戸時代に中国より伝わった木製の玩具です。
持ち手が木の棒で、細くとがらせた先端と持ち手の下・持ち手の左右には皿があります。持ち手と糸で結ばれた球を空中に浮かせて、皿にのせたり、先端に刺したりして遊びます。

独楽(こま)

中国から8世紀に伝わったとされています。その際に、高麗(こま)という国を経由したことに由来して「こま」と呼ばれるようになりました。
多くが木製で丸く、胴体の中心部分の心棒を中心にして、手やひもで回転させて遊びます。独楽が回っている時間を競う遊びや相手のこまとぶつけ合う遊び、空中に飛ばして手やひもで受け止める曲芸のような遊び方などがあります。

かるた

かるたには絵札と字札があり、事前に絵札を参加者の手の届く範囲に置いておきます。字札が読み上げられる間に、その説明に合う絵札を探し、早く取ることを競う遊びです。最後に多くの絵札を持っている人の勝ちとなります。正月によく行われる遊びです。

百人一首(ひゃくにんいっしゅ)

百人一首は、平安時代に藤原定家が歌人100人の和歌を一首ずつ選んで編集した「小倉百人一首」から作られました。読み手が和歌の「上の句」を読み上げ、それに合う「下の句」の書いてある札を先に取ることを競います。

羽根つき(はねつき)

羽子板(はごいた)という木製のラケットのような板で、羽が付いた小さな球を打ち合う遊びです。ミスをした方が、墨汁で顔に落書きされるというルールが設けられることもあります。日本の伝統的な遊びで正月によく行われます。

凧あげ(たこあげ)

日本の伝統的な凧は、竹の組まれた枠に和紙をのり付けしたものです。風に乗せて凧を空に飛ばし、括り付けた糸で操って遊びます。平安時代に中国から伝わったとされています。凧あげも日本の伝統的な遊びで正月によく行われます。

おはじき

色とりどりのガラス・陶器などで作られた2センチほどの平たく丸いおはじきを床に置き、指ではじいて遊びます。はじいたおはじきを別のおはじに当てると自分のものとなり、最後に多く持っている方の勝ちとなる遊び方があります。

あやとり

あやとりは、糸を輪にし、その糸を両手の指や手首にかけて、様々な形になるよう操る遊びです。1人だけではなく、2人で一緒に形を作る遊びもあります。平安時代に始まった文化とされる伝統的な遊びで、比較的女の子がよくする遊びです。

お手玉

布の袋に豆を入れて作ったお手玉を使った遊びです。量的に複数のお手玉を持ち、歌を歌いながら空中に投げる、受けるを繰り返して遊びます。数が増えるほど難易度が上がります。

じゃんけん

じゃんけんは、手で「グー(石)」「チョキ(はさみ)」「パー(紙)」の3つの形を作って勝ち負けを決める遊びです。主には子供たちの遊ぶ順番や役割などを決める際に使われます。
石ははさみできれないのでグー対チョキはグーの勝ち、はさみは紙を切れるのでチョキ対パーはチョキの勝ち、紙は石を包んでしまうのでパー対グーはパーの勝ちとなります。同じ種類の手を出した場合もしくは3種類全てが出た場合は、「あいこ」となり、もう一度やり直します。

漫画

漫画は、主にコマ割りされた中に描かれた絵によって話の展開が描かれるものです。台詞が文字や音が擬音語によって表現されます。明治時代に輸入された文化と言われており、コミックともいいます。

アニメ

「アニメ」は「アニメーション」の略語です。コマ撮りされた画像など複数を連続して映し出すことで動きを作り出す技術のことを指します。
日本は世界でも有数のアニメ大国として知られており、宮崎駿「もののけ姫」や手塚治虫「鉄腕アトム」、「ポケモン」など、多くの作品が海外でブームを起こしています。現在では、アニメは日本の代表的な文化になっています。

カラオケ

カラオケの語源は「空っぽのオーケストラ」です。日本でも意外と知らない人が多いです。
事前に録音した楽曲が記録されているカラオケ用の機器を使い、曲を選ぶと歌詞が画面に表示されて伴奏が流れるので、曲に合わせて歌を歌います。1970年代から日本で流行り始めた、日本発祥の娯楽です。

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