【すぐわかる日本の概要】日本の年中行事

ここでは、日本の年中行事について記載しています。
伝統的な年中行事の中から主な行事を取り上げ、1月から12月まで月別に記載しています。

1月

正月(しょうがつ)

正月は、年神様(としがみさま)をお迎えする行事のことを指し、1月の別名です。
現在では、年始のお祝いをする三が日(元日から3日まで)や松の内(元日から7日まで)、または小正月(元旦から15日まで)を指すことが一般的になっています。
年神様は新年になると各家々にやってきて、その家の1年を守り統べる神様と言われています。正月に門松やしめ飾りを飾るのは、いずれも年神様をお迎えするための準備です。

人日の節句(じんじつのせっく)

一月七日。五節句の1つ。
朝に春の七草(※)の入った七草粥を食べて、その年の1年の無病息災を願います。
※七草:セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ

2月

節分(せつぶん)

二月三日。
節分は、季節の分かれ目で立春の前日のことを指しています。
古来より、季節の分かれ目は邪気が入りやすいと考えられており、豆まきは邪気祓いの行事として行います。
本来、節分とは「立春、立夏、立秋、立冬の前日」の年4回ありますが、現在では立春の前日のことを指すのが一般的になっています。

3月

雛祭り(ひなまつり)

三月三日。五節句の1つ。
上巳の節句(じょうしのせっく)。桃の節句(もものせっく)とも呼ばれますが、今では雛祭りとして一般に浸透しています。女の子の健やかな成長を願う節句です。
人形(ひとがた)に体の穢れを移し、川に流して健康を祈り災厄を祓う「流し雛(ながしびな)」が起源と言われています。現在のような段を作り飾りつけを行うようになったのは江戸時代からです。

4月

花見(はなみ)

花見(はなみ)は、桜の花を観賞する日本古来の風習です。
元々、花見は平安時代の貴族が花を愛で、歌を詠み、宴を楽しんでいました。また、豊作を祝う行事として農民の間でも行われており、江戸時代半ばから庶民の娯楽としても広まりました。
現在では、毎年3月末から4月の始めの桜の咲く時期にかけて集まり、桜を鑑賞することを指します。梅や桃の花でも行われます。

5月

端午の節句(たんごのせっく)

五月五日。五節句の1つ。
厄病を祓う節句として、菖蒲の節句(しょうぶのせっく)とも呼ばれています。
男の子の節句として、健やかな成長や立身出世を願い、鎧兜や人形を飾り、鯉のぼりを揚げてお祝いします。邪気払いの名残で粽(ちまき)を食べたり、子孫繁栄として縁起のいい柏で包んだ柏餅(かしわもち)を食べる習慣があります。

6月

入梅(にゅうばい)

6月6日の芒種(ぼうしゅ)から5日目にあたる6月11日頃の時期を指します。
この日を境に梅雨の季節に入ります。
江戸時代に暦の上での入梅が設けられ、雑節のひとつになったと言われています。

7月

七夕(たなばた)

七月七日。
七夕の節句(たなばたのせっく)。
織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)の逸話で知られる日です。
中国に古くから伝わる牽牛星(けんぎゅうせい)、織女星(しょくじょせい)の伝説と日本古来の農耕儀礼などの信仰が結びついたといわれています。
七夕では、願い事を書いた短冊をつけた笹竹を軒下に飾ります。

8月

お盆(おぼん)

先祖の霊をお迎えして供養する行事。
正式には、盂蘭盆会(うらぼんえ)といい、夏に祖先の霊を祀る仏教行事です。
元々は旧暦の7月15日を中心としたものでした。地域によって時期が異なりますが、現在は8月15日が一般的になっています。

お盆には、ご先祖様や亡くなった人達の精霊が道に迷わず帰って来ることができるように、13日の夕刻に盆提灯(ぼんちょうちん)を灯し、庭先に迎え火として麻幹(おがら)を焚きます。14、15日は精霊は家に留まり、16日の夜に帰って行きます。帰りには、送り火を焚いて霊を送り出します。
お盆に作るきゅうりとなすの飾りには、「霊が戻って来る時にはきゅうりの馬に乗って一刻も早く家に帰って来てもらい、帰る時はなすの牛に乗ってゆっくり帰ってもらいたい」という願いが込められています。

9月

重陽の節句(ちょうようのせっく)

九月九日。五節句の一つ。
「九」という陽の数が重なることから重陽(ちょうよう)といいます。
古来、中国では陽の中で一番大きい数である「九」が重なる日は大変おめでたい日とされ、菊酒を飲み、邪気を払い長命を願う風習がありました。菊の節句とも言われています。
日本には平安時代の初めに伝わりました。

十五夜(じゅうごや)

旧暦の八月十五日。新暦では九月中旬を指します。年によっては十月の場合もあります。
お月見、中秋の名月、芋名月とも呼ばれます。
中国・唐の時代から中秋の名月を鑑賞する風習に由来していると言われています。日本では、平安時代に貴族の間で親しまれ、その後次第に庶民にも広まりました。
満月に見立てたお団子と魔除けの力があるといわれる芒(すすき)をお供えします。

10月

十三夜(じゅうさんや)

旧暦の九月十三日。新暦では十月の中・下旬を指します。
十五夜を中秋の名月と呼ぶのに対し、十三夜は「後の月(のちのつき)」「豆名月(まめめいげつ)」「栗名月(くりめいげつ)」ともいいます。
十三夜の月は、十五夜に次いで美しい月とされ、古くから宴を催すなど月を鑑賞する風習がありました。十三夜は日本独自の風習と言われています。

11月

七五三(しちごさん)

十一月十五日。
数え年で、三歳:女の子(地域によっては男の子も)、五歳:男の子、七歳:女の子が、晴れ着を着て神社や氏神様に参拝して、健康と成長を祈る行事。
元々は宮中行事で、三歳の髪置き(かみおき)の儀、五歳の袴着(はかまぎ)の儀、七歳の帯解き(おびとき)の儀の儀式が由来と言われています。
子どもに持たせる千歳飴(ちとせあめ)には、名前にある千歳(千年の意味)と長い形から、子どもの健やかな成長と長寿を祈る気持ちが込められています。

12月

大晦日(おおみそか)

十二月三十一日。
晦日(みそか)は毎月の末日を指し、一年最後の晦日を大晦日と呼んでいます。
古来、大晦日は正月に迎え入れる歳神様(としがみさま)を祀るための準備の日です。
大晦(おおつごもり)とも言います。

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